寄り添いを必要としている人の気持ちはどのようなものでしょうか?それは、「つらい」「悲しい」「寂しい」「やるせない」「はかない」といったマイナスな感情です。共通の願いとしては「苦痛をとってほしい」「気持ちをわかってほしい」このような、感情に対し私たちはどのように理解し寄りよりそえば良いのか?悩んでしまうのではないでしょうか?今回は心に寄り添い方法について考えていきましょう。
寄り添いと支える
「寄り添うこと」と「支えること」について考えたことはあるでしょうか?「ない」とおもった方がおおくいるかと思います。では、その違いとはなんでしょうか?
支える
支えなければ下に落ちる人が落ちなかった。客観的な効果が感じられる。
技術の提供
寄り添う
寄り添った人が前に進んだのではないか。客観的な効果が感じられにくい。
人間の提供
気持ちの理解・態度
- 「それはつらいですね」「そうですか、悲しいですね」「ほんと、やるせないですね」とマイナスな感情を受けとる表現する言葉を会話の中に入れる態度。
- 対象の方の言葉に対して「あなたが言いたいことを私はこのように理解しますが、私の理解は正しいでしょうか?」と対象の方に返す態度。
- 具体的には、対象者の方の言葉を自分の言葉に置き換えて、対象者の方に返す態度。
気持ちの理解的態度によって起こること
- 会話が持続する
- 対象者の方が会話をリードするようになる
- 対象者が自分の気持ちを素直に表現できるようになる
寄りそう人に求められるもの
「人間力」
人間力とは
- 聴く力
- 共感する力
- 受け入れる力
- 思いやる力
- 理解する力
- 耐える力
- 引き受ける力
- 寛容な力
- 存在する力
- ユーモアの力
ヴィクトール・フランクルの言葉
ユーモアは人間だけに与えられた神的と言ってもいいほどの崇高な能力である
- 一見絶望的で逃れる途が見えないような状況においても。ユーモアはその事態と自分との間に距離をおかせる働きをする。
- ユーモアによって、自分自身や自分の人生を異なった視点から観察できる柔軟性や客観性っが生まれる
まとめ
私たちは「寄り添う」ことが必要なかたに対し、心から理解をする態度を表すことが必要です。そして、自分自身の人間力を持って対象の方と接することがとても大切なのです。そして、会話の中に理解する気持ちをユーモアをもって人間らしく接することでより寄り添うことが出来るのだと思います。