2022年6月28日 S級BONEs Uncategorized 介護職のコミュニケーション技術 介護の現場では、対象の方やその家族や周りにいる人々とコミュニケーションを図る必要があります。では、実際そのような場面になった時にどのようにコミュニケーションをとればいいのか?悩んでしまうのでないでしょうか。今回は実際にコミュニケーションをとる上で身に着けておくべきことを紹介していきます。 目次 介護職がコミュニケーションを学ぶ意味効果的なコミュニケーションの基本環境を考える雑音を考える相手にものを伝える聴くことの4つの側面利用者の思い・変化利用者とのコミュニケーション方法家族の思いを知る家族とのコミュニケーション方法まとめ介護職がコミュニケーションを学ぶ意味 私たちは日頃より様々な手法で日々他者とコミュニケーションをとっています。しかし、介護を必要とする方の中には、何らかのコミュニケーション障害があり、自分の思いや考えをスムーズに相手に伝えることが難しい方もいらっしゃいます。したがって、介護職は様々なコミュニケーション障害のある方に対し、「どのようにコミュニケーションをとっていくのか?」を学ぶ必要があるのです 効果的なコミュニケーションの基本 自分自身を見直し「自分」を理解する 相手に「伝えたいこと」をハッキリさせる 「相手のペース」に合わせて 相手の思いを「聴く姿勢」と「技」を高める 自分の「感情」に気づき、それを認める 「共感」の応答 「質問の技法」と「役割」を学ぶ 環境を考える 送り手・受け手双方のメッセージを成立させる背景にある要素を総称して「環境」と呼びます。 ・年齢・性別・個人的な価値観・専門職としての価値観 ・人生観・人間観・性格・他者認知・言語 ・生活歴・職業歴・生きがい・宗教・自己概念・家族歴 雑音を考える ①物理的雑音:大きな音・耳障りな音・不快な温度・空気・におい・光 ②身体的雑音:様々な障害・補聴器などの不具合 ③心理的雑音:防衛機制 ④社会的雑音:偏見や誤解にもとづく先入観 相手にものを伝える 言語的チャンネル:話しことば・書きことば 非言語的チャンネル:ジェスチャー•表情•声の調子(抑揚)•身体的接触•服装や髪型•香り 聴くことの4つの側面 ものの見方 経験 感情 行動 利用者の思い・変化 利用者自身の変化 利用者を取り巻く環境の変化 利用者の家族関係の変化 利用者とのコミュニケーション方法 共感をする 人間関係の活用 自己決定を尊重する ストレングスの活用 家族の思いを知る 家族は状態や状況を「正確」に理解しているか? 家族の価値観で利用者のことを考えていないか? 家族の利益を第一に考えていないか? 家族とのコミュニケーション方法 信頼関係をつくる 自分の価値観で家族の意向を判断し、非難しない バイスッテクの7原則 まとめ 他者とのコミュニケーションは難しい。様々な影響があり、自身の思いや考えが伝わらないことがある。また、逆も同じように他者の思いや考えをくみ取れずコミュニケーションがうまく出来なかったこともある。コミュニケーションの手法や環境などを考え、他者を思いやる気持ちことが一番大切なのです。